ライトノベル

「火目の巫女」2巻(杉井光/メディアワークス)

どう続刊を繋いでいくのだろうか? ということが最大の興味だったわけですが……結局、火目システムの謎に突っこんでいくという王道形を取るみたいですね。歴代火目の墓を出すことで最初の火目の話題に持っていき、そのネタが出たところで以下次巻というかたち…

「狼と香辛料」(支倉凍砂/メディアワークス)

某チャットで作者氏とすれちがったことをきっかけに、「ネットで評判よかったし、まあ買ってみるか」と軽い気持ちで購入。 で、まあ、そういう期待があった(ありすぎた)ぶん、騒がれているほどの満足は俺は得られなかった。 いや、ホロはよかったよ。めち…

「ライトノベル読み同士で馴れ合うための20の質問」に対する、世界で最もテキトーな回答

1.ライトノベルを読みはじめたきっかけは? おぼえてません。急に知ってしまって、気がついたら買ってた高3の冬。 でもライトノベルの存在を知ったとき、「やった、このジャンルなら俺も(自分の嗜好を偽らずに)プロになれる」と思った……ような気がする。…

第6回hp短編賞

うっかり(?)某所で今年の短編賞にはなにか出したいなどと口にしてしまったオイラですが、まあべつに嘘でもなんでもない。出したい気持ちがあるのは事実です。気持ちだけはね。 で、この賞は応募時のままの原稿がそのまま掲載されているので、分析する側と…

「かのこん」2巻(西野かつみ/メディアファクトリー)

相変わらず次巻が出るころに感想書くのであった。例によってネタバレしまくりなので未読のユーはゴーホームしちゃいなよ! はやくヤりたいヒロインと、それを拒む主人公。理由は不安だから。こんなに愛されていいのかと。 オオカミ兄妹との出会い。主人公に…

「火目の巫女」(杉井光/メディアワークス)

さて。幸か不幸か、オイラはネットをはじめてからこれまで、自分の周囲にいた何人かのプロ作家デビューを見送っている。 最初は、キノでおなじみの時雨沢さん。 それから、ウイザブレの三枝さん。 そして、ここでも言及したことのある、西野さんと杉井さん。…

「ファイナルシーカー レスキューウィングス」(小川一水/メディアファクトリー)

アニメ「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」のノベライズ企画小説。ただ、実質的にはシェアードワールドというほうが近いかもしれない。「航空自衛隊小松救難隊」という世界だけを共有した、完全に別の話なので。 小川さんが自衛隊反対論者とは知りませんでした…

ライトノベル左翼・ライトノベル右翼鑑定

更新ネタもないのでやってみた。 まきしまさんのラノベ左翼度・ラノベ右翼度は、70点です。ランク:A 偏差値:68.4 順位:170位 (5148人中)あなたはライトノベル左翼の中でも特に過激派ですね。 過激派。いい響きだ。しかしなにが右翼なのか左翼なのかはわか…

「疾走! 千マイル急行」上・下(小川一水/朝日ソノラマ)

読了。故国を滅ぼされた少年たちが追っ手から逃げつつ、新しい未来に向かって突っ走るジュヴナイル。 信じてきた自分の国が実は悪だった、というところが明らかになってからのスピード感はさすが。若者らしき純粋さで未来の可能性を信じ、北端の島に集団移住…

「現代学園異能」ってのは確かに長くて言いづらいよなと思う今日このごろ。 っていうかそれについていろいろ走り書きしてみた。できれば読み流してほしいっす。 オイラは、学校ってのはこの場合ただの読者引き込み装置にすぎないと思う。誰もが知る「日常」…

それはそうと、オイラが原案者様とかいうポジションの本が出るらしい。ただし、クレジットはなし、あとがきでの言及もいっさいなし。 まあ他人の力で名前出されたら嫌なので、それはありがたいのだけれども。 いわく、数年前にオイラが書いた企画を大幅に改…

「火目」読了。 語りたいことは山ほど、身内話から過去話、イタい自分語りまで含めていっぱいあるので後日まとめて上げます。構成は分析しがいがあるほど精緻だし。 しかしソッコーで杉井さんがはてなキーワードに登録されてたり2ちゃんにスレ立ってたりす…

「火目」は今日買ってきました。読み終わるまで余計な情報を入れたくないので、感想系や身内系のサイト・掲示板・ブログへの訪問を全部停止。んー、日曜ぐらいまでは行けないかな。 ちなみにまだあとがき、著者近影、カラー口絵、帯の推薦文も見ていません。…

「プリンセスの義勇海賊」(秋山完/朝日ソノラマ)

読了。2段組の本を読み慣れていないのでペース配分を誤り、早めに読みきってしまった。火目が出るまで持たせようと思ってたのに。 とにかく後半のジジイ2匹がカッコよすぎました。若者の怖れを知らぬパワーもいいけど、なにもかも知ってしまった年配者が己…

比較するのは面倒だからパス、などと言っていた「かのこん」応募時原稿の件ですが。 いやあ。読んでびっくり、たまげました。 6割ぐらい違う話でしたよ。番長と戦うって枠組みが同じくらいで、あとは結構違う。 本人の許可を取ってないので、内容に関して話…

「かのこん」(西野かつみ/メディアファクトリー)

もう2巻も出たというのにいまさら1巻の話をしたりする。あ、逆に2巻が出てるから、1巻をネタバレしまくりで語れるということもあるのかな? というわけで、未読の人は早々に立ち去ることをおすすめします。 ギリギリまでisbnリンクを貼るかどうか悩んだ…

電撃メルマガで2月の発売予定が出た。「火目」の出版がほぼ正式決定。 しかしあらすじ見て、「うほっ、このストーリー見覚えありまくりっていうか春に読んだことあるずら?」という感覚は、なんというか……いや、いいか。この場合、なにを語っても無意味か。…

電撃大賞授賞式レポ(っぽいもの)

リンク先の11月9日を参照。 とりわけ見目に麗しさの漂う金賞受賞の来楽麗さん21歳には電撃きってのアイドルとして、作品にグラビアに活躍してくれることを願って止まない。 ……う、む、ん。正直いま、ふたつの相反する感情が沸いてきた。 ひとつは、男子…

「ほしのこえ」(大場惑・新海誠/メディアファクトリー)

なんだか急に読みたくなったので積読山から引っぱり出して読了。 ……もしかしたらオイラ、昔よりちょっとだけ読速力がアップしてるかもしれない。想定より速く読めたので。

しかし某大手サイトのコメント欄見て思ったのだけど、「ライトノベルゴロ」って表現はどうなのかね。うーん。 業界のコネクションほしくて感想書いてる人はいないと思うんですけどねぇ。昨今のラノベ本ブームなどの結果、そういうのを持つことになっただけの…

海原零vsスーパーダッシュ新人賞受賞3作家対談

新人の顔見世に対談を使うというやりかたは、やはり電撃からの流れでしょうか。まあそれなりに面白かったけど。受賞者の年齢を除いて(哀)

Softbank Publishingが、ラノベの新レーベル設立

モノグラフより。主に外縁部でラノベバブルと言われだして久しいですが、ついに新レーベルが出てくるとのこと。 メディアファクトリー参入(MF文庫)のときは、どうせすぐ潰れるだろうなどと思っていたのですが……案外これが健闘しまして、ついには裾野をより…

電撃1次の発表は予想通り7月に延びたようですね。 まあマジで張本勲(3000本越え)になってたので、納得できると言えば納得できるのですが。 3月に買った電撃hpSPECIAL、そこに掲載されている第5回hp短編賞の受賞作をようやく読む。 一応ワナビら…

「このライトノベル作家がすごい!」(宝島社)

いまごろひっそりと読了。 まあ他人の成功譚なんて読んでもイラつくだけですけどね! 嫉妬の炎でハートがウェルダン! とりあえず、オイラはやはり修行が足りてないなぁということはわかった。執念度というか、なんかとにかく力の傾けかたがまだまだ甘い。 …

流行に乗るのが好きなので、乗ってみる。

ちなみに作家は敬称略。 1.初めて読んだ角川スニーカー文庫作品は何ですか? 故吉田直の「FIGHTER」(ISBN:404418402X)。新選組ファンだったから買った。 2.初めて読んだ電撃文庫作品は何ですか? これははっきり憶えている。「鋼仁戦記」(霧咲遼…

ネットで注文した「ライトノベル完全読本」が届く。 すでにネット界隈の方々で言われていることですが、やはり冒頭の「書評宣言」には首を傾げざるを得ません。 べつに作家の多数が、文壇での正当な評価なるものを求めているのなら、まあどうぞそういうもの…

今日は「イエスタデイをうたって」4巻(冬目景/集英社 ISBN:4088766466)と、「ハイウイング・ストロール」(小川一水/朝日ソノラマ ISBN:4257770279)を読んですごしました。 ハイウイング・ストロールには、おおいにひざを叩かされました。ああ、そうい…

スニーカーで看板はってた作家さんの、吉田直氏が亡くなったらしい。享年34。 漫画家にしろ小説家にしろ、平均寿命より明らかに早死する確率は高いと思いますが、さすがに30代は早すぎる。しかもアニメ化決まってるのに。 氏の作品は新選組を扱った「F…