飛行実験

いままで、あまり考えたことがなかったのですが。 アイデアとか展開について意見を求めていく姿勢というのも、今後強化していったほうがいいのかなぁ、と思う。 この夏、きょろが自分のところで、思いついたネタを並べ、「どうよ?」と訊いていたのを見て、…

兄妹日和 大反省会

いや、反省会と称せるほど、今回のこれがたいしたものだとは言いきれないんだけど。 連載の目的はいろいろあった。まずひとつは、ブログが小説連載のスペースとして機能するか否か。それはなにもデザイン/見栄えだけのことではなくて、周囲からの反応とか、…

兄妹日和 その6

「なにぼーっとしてんだよ。続けなくていいのか? しないんなら、片づけちまうぞ」 そしてまなみは、現実に引き戻される。 目の前では、航がこっぴどく散乱した物置の中身を、一箇所に集め始めていた。ふたつみっつを一度に抱えて運び、テキパキと動いている…

一次創作バトン

一次創作バトンというのが流行っているみたいなので、貰ってもないのに勝手に答えてみる。(そもそも貰える道理もないのですが。秘匿主義まだ解いてないし) もちろん誰かに回すわけはなく、単なる更新ネタである。 ……と思ったのですが、答えてみるとほとん…

兄妹日和 その5

5年前の夏。 まなみは6歳で、ほやほやの小学生で、妹だった。 航は11歳で、兄で、まなみと一緒に風呂に入らなくなりだしたころだった。 舞台は海、人の少ない穴場の海岸で。風の静かな、ベタ凪の日だった。 ――家族旅行、と言えば、普通は楽しい雰囲気を想像…

兄妹日和 その4

この場合、長きにわたる封印が解かれた――なんていう、冒険譚的な勇ましい表現が似合いそうな気もするのだけれど。 そう言うにはあまりに、物置はホコリだらけだった。 「うえっ、えへっ……ぺっぺっ」 重いドアをいっぱいまでスライドさせたまなみは、とたんに…

兄妹日和 その3

「で、結局どういうことなのかな。まなみサン」 ダンボールを押入に戻しながら、航はいつになく優しい口調で問いかけてきた。 これで警戒を解いてはいけない。相手はまなみより5年も人生というキャリアを積んでいる。押すも引くも、手馴れたものだろう。 「…

兄妹日和 その2

ドアを開けた瞬間から、そこは白崎航ワールドだった。 まず、においからして違った。なんと言えばいいのだろう。10代の男子特有の、重量感のあるにおい。それが部屋じゅうに満ち満ちている。 まなみは入口で、完全に圧倒されてしまった。鼻がひくひくとうご…

兄妹日和 その1

白崎まなみは、荒れていた。 ばたーん、ばたーん、と足音をたてて、大またで歩いている。一歩ごとに、背中のランドセルが大きく揺れる。ランドセルにぶら下がっているうがい用のコップは、もっと激しく揺れている。 向かっているのは、自分の家。 というより…

以前からオイラ、ファミ通のえんため大賞は締め切りを電撃よりあとに設定したほうが(電撃に間に合わなかった)投稿作品も集まって(流れてきて)盛り上がるのでは、なんてことを言っていたのですが。どうやら次回からそれが実現してしまった(4月30日)そう…

投函し終えてから、大きなミスに気づくことって、あるよね(泣) まー今回の場合ラストなんですけど。前進する勇気というより、単なる恋愛話に費やしてしまった感がありすぎる。「少年少女恋愛」好きのもたらす悪影響か。 あと読者と主人公のシンクロ性ね。…

とりあえず短編賞用の原稿の初稿ができた。 ただし、85枚ありますが。規定15枚オーバーて(苦笑) エピソード一個削らないとキツいんじゃないか? ああどうしよ。人のにツッコミ入れてる場合じゃないですよ。時間もアレだし。 そういうわけでチャットは…

で、先日のプロットにコメントが来ていたのでレス。にしづるさんありがとうございます。 >女の子視点の三人称で全編通した方がシンプルになると思います。今のままだと、技量が足りないから男の子視点の場面を入れたのだ、という印象になることでしょう、き…

もうひとつ。 叩き台のプロットができたので、暇な人は意見ください。ひとことでもいいので。 企画コンセプトは「セカイ系」(安易だ(笑))、テーマは「前進」。 想定は70枚以内……って、目標どこかバレバレやね。いまごろプロットって遅すぎだろ、ってな…

で、ようやく電撃落ちたのをこちらで公開。 感想は強制でもなんでもないので、くれなくても全然問題なしなんですけど。 とりあえず誰あてでもない私信として、やりかえすチャンスだぜとは言っておきます(笑) ついでに、公開を迷っていた電撃のもう一作です…

第12回電撃大賞

さて、年中行事のごとき勢いで、今年も落ちたわけですが。 正直、敗戦コメントを書くことに意味があるのかなと思う。 だって「反省」って言いながら、中身は90%「言いわけ」なんだもの。そんなの書いてても成長できないやんか。 テーマ主体じゃなくてもっ…

お世話になっていた投稿サイトが閉鎖してしまった。 ショックはショックなのですが、ここ一年の自分があのサイトの活性化にまったく貢献していなかったことを考えると、ショックを受ける権利は自分にはないような気もする。存続に努力した人間だけが、本当に…

星船のことですが。 いまから思うと、元貴の性格が極めてガキ――子どもっぽかったということが、子ども時代の終わりを描こうとした作品のテーマと案外マッチしていたということは……あったかもしれない。 終焉していく子ども時代、その残り火の象徴として元貴…

昨日に引き続き、今日はきょろのコメントにレスします。 というかきょろもnishizuruさんも、素早い対応でありがとうございます。こういう場末のブログやるようになって俺もようやく、人から反応のあるありがたみがわかってきました。この歳にして。遅まきな…

第7回えんため大賞

で、まったく予想を裏切ることなく、えんためは二次で落ちたもよう。 んー、特にコメントすることが思い浮かばない。実際、一次で落ちても文句言えないなぁと思っていたし。出来の面で。 「ラノベ的な派手さ」がなく「ダサい」という欠点を覆せず、ついでに…

昨日のnishizuruさんにレス。 >残念だったのは、船がもろに描かれてしまった部分でした。赤マントの作品のときもそうだったのですが、主人公(たち)が非現実を追い求めていった結果、本当に非現実に遭遇するわけですけど、そのときの非現実の書き方がなぜ…

長くなりそうなので、昨日に引き続いて、こっちでこの日のコメントにレス。 まずnishizuruさんから。 >投稿作の公開はしない方がいいんじゃないかなと思います。デビューしてからのストックが減るじゃないですか。 ストック、になればいいんですけどねぇ。…

もうひとつ、ワナビネタに関して。 遅れていた第2次ファウスト賞のコメントが公開されました。 オイラはわりとギリギリに出したので、探すのも下からのほうが早――お、あった。140番目。 語り口はいい。小説のセンスもあると思います。得意分野にとどまら…

昨日、オフのイベントに絡んでなにか書く――などと書きましたが。 実はイベントっていったって、まったくたいしたことはしていないのですよ。 日本橋の書店のラノベコーナーやらエロゲコーナーやらを巡回して、メイド喫茶に行き、石野邸に行っただけで。本当…

電撃1次の発表は予想通り7月に延びたようですね。 まあマジで張本勲(3000本越え)になってたので、納得できると言えば納得できるのですが。 3月に買った電撃hpSPECIAL、そこに掲載されている第5回hp短編賞の受賞作をようやく読む。 一応ワナビら…

ようやくファウストvol.5(ISBN:4061795724)を店頭で見つけたので、巻末のファウスト賞座談会だけ立ち読む。 いろいろ編集者氏の言うところをとらえてみると、ううん。そもそも、オイラとこの賞はあってなかったかなと思う。いまさらこういうこというのはす…

で、えんため1次通ったらしい。 あれ、調べてみたらオイラ投稿計画まったく書いてなかったのか。それでnizhizuruさんに「こう来たか」なんて言われたんだな。ふむ。 まあようは日本語になってた、というだけのことでしょう。 たぶんあれは、2次で落ちます…

電撃公式の、「編集部のつぶやき」(5月10日更新分)を見てたら…… 編集部が狭く感じられるほど積み上げられた小説大賞の応募作品を見ると、元気が出て参ります。応募総数は歴代最多らしうございます。 ちなみに去年の数は、長編短編あわせて「2603」…

ところで。緑の背表紙でおなじみの、MF文庫の新人賞の結果が出てた。 まあこれでありますが。(←05年6月以降はリンク先の中身が変わることが想定されます。6月以降になぜかここを見つけられた方は、そういうことを理解しておいてください) うん。 が…

で、本題。 しばらくここの更新頻度を落とします。 D撃の締め切りから逆算して考えると、結構進行状況がヤバいことになってきてるんで。1ヶ月4回ぐらいでもいいかなぁなんて、いま勝手に考えてます。 ここに書いてるテキスト、ほとんど全部駄文ですけど、…