第12回電撃大賞

 さて、年中行事のごとき勢いで、今年も落ちたわけですが。
 正直、敗戦コメントを書くことに意味があるのかなと思う。
 だって「反省」って言いながら、中身は90%「言いわけ」なんだもの。そんなの書いてても成長できないやんか。
 テーマ主体じゃなくてもっとキャラクタ主体で書かないとダメだったとか、出す前に人に見せるぐらいしろとか、冒頭から特殊用語連発しすぎとか、やっぱりアイデア(ネタ)が凡庸だったとか、あとなんとかかんとか。
 どれもこれも、言いわけにすぎない。敗因分析は必要だが、言いわけはいらない。
 言いわけをして、「これはこれでしかたがなかった」ということで結果を正当化して、来年もまた別の失敗を繰り返す。
 違うだろお前。
 落ちてしかたがなかった、なんて結論は俺にはいらねぇんだよ。
 自分の力がヘボいことは知ってる。欠点だらけなのもわかってる。でも、しかたがなかった、なんて思うのだけは絶対ダメだ。その時点で俺は止まっちまう。


 そういうわけで、今年は最低限のコメントしかしません。


 自分としては、落ちた最大の理由はともに、「俺たちの戦いはこれからだ! エンド(通称:俺たちエンド)」だったからだと考えています。いわゆる、ラノベのシリーズの第1巻みたいなやつ。続刊にむけての伏線残りまくりの話。
 これはプロットレベルで消せるはずの欠点であり、それを見逃すのはひとえに俺の未熟さのせいです。
 俺は自分が未熟である、ということさえ充分に自覚できていないほど、未熟だったのです。まさかそんなもの見逃さないだろうと、たかをくくっていたんですね。


 というわけで、今後はココでもプロットを発表して、意見を募ることがあるかと思います。別の場所を使う可能性もありますけど。
 小説としての唯一の正義は「面白いこと」であり、正義の実現のためには手段を選んでいてはいけないのだと考えています。俺は面白さ実現のために、まわりの人の目を借ります。




 落選作公開(晒し)に関してはまだ悩み中です。いやたぶんどこかに必ず出すけど。公開方法に関して結論が出てないので。