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昨日に引き続き、今日はきょろのコメントにレスします。
というかきょろもnishizuruさんも、素早い対応でありがとうございます。こういう場末のブログやるようになって俺もようやく、人から反応のあるありがたみがわかってきました。この歳にして。遅まきながらちょっとづつ成長しています。
>文体とか、まったく言及できないし。語り口も、違和感はないなあ、と思うくらいでいいとかどうとかも言えないし。
率直でいいねえ。無理に背伸びしないで、自分の知ってる範囲の言葉で語ろうとする姿勢は大好きです。日本青年天晴。
というか、今回きょろが下した「キャラが糞」という評価こそが、例のコメントを見る前までの俺の自己評価にだいたい近いんだよな……
>元貴の決意を固めさせるためにケンカをしたって、エピソードの重さに対する必然性がないです。
これは作者的には、数年ばかり続けて審査に合格する者がいなかったがゆえの、司の焦燥みたいなものを背景に考えていましたけれど……結局は、司が約束の場に来る意外性のためのフリにしかなってなかったかもしれない。ケンカ別れは。
>元貴が船に乗らない理由も、いまいち納得できなかったですねえ。八年間かたくなに信じてきたものが、会話だけで崩せるだろうか。
まあココがね、この話の一番マズいところであることは言うまでもないでしょう。むしろ俺なんかは、好意的な意志を寄せる女のひとことで決意を転ばせる男の気持ち悪さを罵倒するべきとか考えちゃうんだけど。
自分でもこの展開、この決着は好きじゃない。むしろ、失敗作失敗作って言ってきたのはココのコレがあったせいでもあって。
でも……なんというか。自覚的な情けなさの表現、みたいなものに昇華できないかなと考えてた。だってどれほど嫌っても、すぐにこうやって誰かに甘えてる人物ってのが書いてて出てきてしまうから。それだったらいっそ、生かす道とか探ってみたいじゃない。
だから、ラノベ外の眼を持つ雑誌に送って、それがどう見られるか試してみたんだけどね。いまから考えるとこの動機も「甘え」かなぁ……。
>幼い日に交わした約束。いいじゃないっすか。イメージが膨らむ。「しかし年月は確実に彼らの関係を変化させていって……」という展開を勝手に期待しただけに、普通に四人とも仲良しのまま進んでいたのが肩透かしでしたが。
仲良し状態は、のちの「変化」状態を際立たすために、あえてスローから入ったという意識がありました。エンターテイン的にはやっぱり、最初から飛ばしたほうがいいんだよな……うーん。俺はスローから入るのが個人的に好きだったりするんだけど……
んまああと、継続的幼なじみを書く理由としては、自分のフェチの問題もあるよね。俺幼なじみネタ大好きなんだよ。悪いか。くっはぁ。
あ、あと、ここから先はしばらく内輪オンリーの話になってしまって申しわけないんですけど。
きょろ個人に対して、ラノベ的世界観の話のレスをします。
>テレポーターにおける世界観は、おそらくキャラの範疇でしょう。すべては、電波娘の妄言ですから。
い、いきなり俺の苦手な方面の話からか……おいしくいただける電波娘ってどうすれば書けますか(爆)
このへんはたぶんセリフセンスとかにもかかわってくる話なんだろうなぁ。一朝一夕の議論や思考でどうにかなるもんじゃないはず。まあ次、次。
>で、ババライ。これは、どうだったっけ。とりあえず「ちまたでは吸血鬼モノがはやっているらしい。だったら、スキマ狙いで夢食いだ!」というのが、ネタの発端でした。
ははぁ。つまり吸血鬼ネタと夢喰いネタはイトコ同士なんですね(謎)
でも、そういうオタク的なネタから入る、ってのはある種アリかもしれない。うん。
そのあたりはすでに俺も思うところはあって。3月ぐらいに能力バトルもの書いたりしてたんだけど……うーん。
確かに星船とかと比べればよっぽどラノベラノベしてるとは自分でも思ってるけどね……なんというか、なにかがまだラノベに向けて足りない気がするんだよなぁ。このあたりは、実際落選してきて人に見せてみるしかないのかも。
んでも、こういうこと考えるのもどこか危険かもわかんないなぁ。だってデビューするには、既存作家の平均より面白くないとダメなんだぜ。それってばつまり、既存の枠を意識して追いかけてたら、一生壁を破れないんじゃ?
>結局、自分が好きなものが出た、という感じですなあ。最強対最強。ルールを根底から覆す存在。葛藤。萌え。サムライ。
俺の好きなものってなんだろう。
ギャップ。変容。向上。少年。少女。達観。成長。思春期。トラウマ。コミュニケーション。照れ。恥じらい。
うーんうーん。