ようやくファウストvol.5(ISBN:4061795724)を店頭で見つけたので、巻末のファウスト賞座談会だけ立ち読む。
 いろいろ編集者氏の言うところをとらえてみると、ううん。そもそも、オイラとこの賞はあってなかったかなと思う。いまさらこういうこというのはすごく卑怯で言いわけじみてますけど。率直にそう感じたというのは事実。


 書き手に求めるものとして文体、文体とさかんに仰っていられましたが……オイラの考えってどちらかっていうとそれとは反対だもんなぁ。意味が読み手に最大限伝わる書き方のほうが価値があるって思えちゃうし。
 オイラの文体が没個性で無味乾燥というのは、オイラだけでなくまわりもすでに認めていることですけど。それを悪いとはいままで考えたことはあまりない。正直、「つまらない」より「わかんない」のほうが怖いし。
 それに、さあマイ文体やるぜってキバると、壮麗誇大なゴテゴテしい表現で紙が埋まりそう。前科あるし(苦笑)
 結局、自分自身のいま歩いている地面にしっかり足つけたほうが、まだいい結果出るような。それでも悩みながら歩くんですけどね。


 ネット上での1行コメントが15日頃の予定で出るそうなので、送ったやつを公開する/しないはそれ見てから考えますか。