2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

兄妹日和 その5

5年前の夏。 まなみは6歳で、ほやほやの小学生で、妹だった。 航は11歳で、兄で、まなみと一緒に風呂に入らなくなりだしたころだった。 舞台は海、人の少ない穴場の海岸で。風の静かな、ベタ凪の日だった。 ――家族旅行、と言えば、普通は楽しい雰囲気を想像…

ところで数日前、女の子にコンプレックスを持たせることは一種のテクニックではないかと書きましたが。今週のサンデーの「あいこら」がモロにそれでしたね。 というか俺、トラウマネタ好きなんだなぁやっぱ。石田敦子好きなのもトラウマネタ好きだからなんじ…

それはそうと

未確定情報ながら、マイコミューンの周辺でちょっとでかいことが起こりそうである。 というか、知人がデビューするくさい。控えめに見ても、おそらく9割強の確率で。 器の小さい巻島にしては不思議と、嫉妬とか、そういうのはない。ま、初めて会ったときす…

兄妹日和 その4

この場合、長きにわたる封印が解かれた――なんていう、冒険譚的な勇ましい表現が似合いそうな気もするのだけれど。 そう言うにはあまりに、物置はホコリだらけだった。 「うえっ、えへっ……ぺっぺっ」 重いドアをいっぱいまでスライドさせたまなみは、とたんに…

エディタがぶっ壊れたせいで、兄妹日和のテキストが全部消えてしまった。まあほとんどは既載ずみなのでそう痛手はなかったんだけど。それでも、今日の含めて書きかけだった分は飛んじまったし、そういうことに対する一定のショックというものはやはりあるわ…

兄妹日和 その3

「で、結局どういうことなのかな。まなみサン」 ダンボールを押入に戻しながら、航はいつになく優しい口調で問いかけてきた。 これで警戒を解いてはいけない。相手はまなみより5年も人生というキャリアを積んでいる。押すも引くも、手馴れたものだろう。 「…

アクセス規制機能、はてなアイデアにて却下される

残念。

はてな、『現代用語の基礎知識2006』掲載キーワードを発表

6割ぐらい知らない言葉だ。口語は日々進化すると言いますが……

クモを殺そうとして、家を燃やしてしまった女性

不謹慎だけど笑った。なにかラノベ的なキャラのパワーを感じる。破天荒さとでも言うか。

兄妹日和 その2

ドアを開けた瞬間から、そこは白崎航ワールドだった。 まず、においからして違った。なんと言えばいいのだろう。10代の男子特有の、重量感のあるにおい。それが部屋じゅうに満ち満ちている。 まなみは入口で、完全に圧倒されてしまった。鼻がひくひくとうご…

ハチミツとクローバー 第19話

野宮をダシに使うあゆ。暴食、大ゲロ、そして朝チュン。おそろしいほど若いよあゆ。そしてかわいい。

「みえるひと」第7話(岩代俊明/週刊少年ジャンプ05年40号)

今週のひめのんは特によかったですよ〜(;´Д`)ハァハァ 制服パワーもあったと思うんですけど、それよりやっぱり、ね、奥底に秘められてきた家庭的コンプレックスが。なんというか。 ここまで書いて、ふと気づいた。 そうか。これまでオイラよく、コンプレッ…

セリーグも07年度からプレーオフ実施へ。検討会設置

いいのか悪いのか……これでパのプレーオフに対する注目度は相対的にかすむだろうし。野球自体が西日本のローカルコンテンツになりかけてるいま、なりふりかまってられない思いはあるんだろうけど。これだけ多種多様なコンテンツがあふれる時代、野球だけがい…

兄妹日和 その1

白崎まなみは、荒れていた。 ばたーん、ばたーん、と足音をたてて、大またで歩いている。一歩ごとに、背中のランドセルが大きく揺れる。ランドセルにぶら下がっているうがい用のコップは、もっと激しく揺れている。 向かっているのは、自分の家。 というより…

雪の女王 第16話

うーん。ハンスがけっこうウザい。声質的にも(苦笑) そういやもうすぐ鉄道の旅再開ですなぁ。 あと人前でカフェオレを頼む男は個人的にキザだと思うんですがどうか。いやオイラもカフェオレ好きだけどさ。あんまり人前で堂々と頼めない。同様の理由でオレ…

鋼の錬金術師(再) 第21話

この週は後半からしか見てなかったみたいだなぁ。グリードとかキンブリーの出てきた伏線、なんも憶えてなかったし。 予告見るかぎりじゃ、来週なんか丸々一週見てなかったくさい。ちょっとだけお得な気分。

以前からオイラ、ファミ通のえんため大賞は締め切りを電撃よりあとに設定したほうが(電撃に間に合わなかった)投稿作品も集まって(流れてきて)盛り上がるのでは、なんてことを言っていたのですが。どうやら次回からそれが実現してしまった(4月30日)そう…

いっぺん、一週間ぶっ通しで更新してみようかと考えています。 それで、毎日更新するためのネタとして、1日5ページぐらい、計40ページ弱の小説を連載しようかと思ったのですが……ネタがまったく浮かばない。40枚という制約がきつい。 というかネタの方…

ファビラスラフィンってはてなキーワードにないんですね。なんだか不憫だ。 (と思ったら、「ファビラスラフイン」で登録されていた。イは大きかったのか。ググってもこっちのほうが多くヒットするし。実況でラフィンと発音されてたからずっと読むとそう信じ…

「魔女とカルトのドイツ史」(浜本隆志/講談社 ISBN:4061497057)

ドイツにおける基層ゲルマン文化が、ナチスの隆盛を引き起こしたという説を語る一冊。 オイラは魔女ネタ目当てで読んだのですが……なんというか。魔女狩りってのは史実を求めていくと、どんどんファンタジックな領域からは遠ざかるんですよね。当たり前なんだ…

投函し終えてから、大きなミスに気づくことって、あるよね(泣) まー今回の場合ラストなんですけど。前進する勇気というより、単なる恋愛話に費やしてしまった感がありすぎる。「少年少女恋愛」好きのもたらす悪影響か。 あと読者と主人公のシンクロ性ね。…