「魔女とカルトのドイツ史」(浜本隆志/講談社 ISBN:4061497057)

 ドイツにおける基層ゲルマン文化が、ナチスの隆盛を引き起こしたという説を語る一冊。
 オイラは魔女ネタ目当てで読んだのですが……なんというか。魔女狩りってのは史実を求めていくと、どんどんファンタジックな領域からは遠ざかるんですよね。当たり前なんだけど。あれは殺したい人や、社会のアウトサイダーを魔女に仕立てて、処刑したってことなんだから。むしろ差別ネタの資料ですなこりゃ。