エディタがぶっ壊れたせいで、兄妹日和のテキストが全部消えてしまった。まあほとんどは既載ずみなのでそう痛手はなかったんだけど。それでも、今日の含めて書きかけだった分は飛んじまったし、そういうことに対する一定のショックというものはやはりあるわけで。
 いまさらな告白ですが、同じものを書き直す、という行為が俺は好きになれない。一作につきベストを目指すべき小説書きとしてはよろしくないと思うのだけど、それでもダメだ。やりたくない。
 かつてそれを書いた過去の瞬間の自分、あるいは自分の行いを全否定された気分になってしまうのだ。だからブラウザ不調などで、書きこむ予定だったテキストが消えたときも、ものすごく腹が立つ。たかが電脳野郎ごときが、人間様を否定するなよ、と。