きづきあきら

「ヨイコノミライ!」3巻・「ふたりだけのうた」(きづきあきら/ぺんぎん書房)

結局、地元の本屋に駆けこんでゲットし、ネットでの注文はキャンセルしたのでした。代引手数料を浮かしたかったので、まあそれでよかったのですが。 ついでに、閉鎖する寸前にCOMIC SEEDのサイトにも行って、既載分の「ヨイコ」を読みました。 内容に関して…

「針とオレンジ」(きづきあきら/ぺんぎん書房)

同人時代の作品を集めた、第3短編集。 これまで多くのきづき作品に触れてきたので、もう新たな衝撃とかはない。堪能する、という表現が適切な状態になっている。 今回も主題は人間関係。もといコミュニケーション。そこにまつわる痛みやストレス、そしてそ…

「ぼくのためのきみときみのためのぼく」(きづきあきら/ぺんぎん書房)

同人時代の作品を集めた第2短編集。人を食ったようなタイトルは、セカイ系を意識しているのかも。確かにここに収録されている一連の漫画は、内的に完結した狭い世界だけでの幸せに耽溺・拘泥している印象がある。自分たち以外の人間の理解なんて得られなく…

「ヨイコノミライ!」2巻(きづきあきら/ぺんぎん書房)

まずはじめに。 この作品に描かれているものは、けしてきづきあきらだけが書くことができ得る「痛み」ではない。初単行本「モン・スール」(ISBN:4901978063)においては、小学生の少女の心を見事に描き出してして、自分の身内たちを驚愕させたきづき氏だが…