ああ至福。
近世ヨーロッパっぽい世界を舞台にした全寮制魔法学園モノ、とだけ書くと良さは伝わらんでしょうが(苦笑)、そこに魔法の設定が加わるととても紺野さんらしい味になる。
魔法使いは生まれながらに小さな石を握って生まれてくるのですが、その石を誰かに預けないと魔法は使えないという。この誓約関係に思春期の困難さがクロスしてきて、紺野漫画になるわけです。
そこに学園内秘密結社とか出生の問題とか大魔法使いの後継とかもさらに絡んできて――エンタメとしてもなかなか惹かれます。
主人公の少女セレストの男っぽさは非常に好きですね。どこか少年っぽさのある女の子というのがオイラ昔から弱い。