クライマックスを迎えているDEATH NOTEですが、今週のを読んでようやく、夜神月の思想にある種の幼稚性が含まれているということに気がつく。それはつまり、自己に対する過大評価と、他人を評価するに当たって一面しか見ないということですが。
 一面しか見ないというのはあれですね、言い換えると、周囲の人間をある要素、側面のみをもって敵か味方かにのみ判別するというのと同じですね。カスワナビ的に言うと、誉めてくれる人は味方、けなす人は敵、みたいな。
 あと、月は人間の可能性というものを信じていない。根っからの悪人罪人の思想が、死ぬまで絶対に悪の思想のままであるとは言いきれないのだ。現実として、獄中で神や仏に帰依する死刑囚もいなくはないように。だが月は単純な一面のみでしか判断しないので、その時点で悪人ならば容赦なく殺した。
 まあ後者は、単純=幼稚とそのまま結びつけていいものかどうかわかりませんが。
 ……ひとつ確実に言えることは、オイラが月の思想に若干の納得を持っていたことだ。つまり、オイラもまた心に幼稚さをはらんでいる、と…………なあに、ラノベを書く上ではむしろ大事なことかもしれんぜ?(爆)