戸田誠二

「唄う骨」「化けの皮」(戸田誠二/ぶんか社)

世界各地の童話や民話をモチーフにした作品集。というかどこまでがモチーフのネタでどこまでがオリジナルなんだろうか。どの話も戸田汁が濃すぎる。必ず誰かが破滅してるというか。 愛と憎しみ、善意と悪意、賞賛と嫉妬。けして人間って「いい側」だけでは構…

「ストーリー」(戸田誠二/宙出版)

ショートストーリーを駆使して人間と向き合う漫画家、戸田誠二の三冊目の単行本。 戸田さんと出会ったのは本屋の片隅でした。大判の、マイナー出版社の漫画ばかりが寄り添っているところで、戸田さんのデビュー作は平積みされていました。 「漫画の衝動買い…