苦情大歓迎、責任在全巻島

  • 9月8日。今日は楽しいオフ会の日。普段は日本一暑い街で陽に焼かれているオイラも、久しぶりに京都方面への道行き。来た電車が9000系の特急でげんなりしたが、淀駅の下りホームが移動していたりしたのをはじめて見て、それなりに楽しむ。
  • 20分前に目的地着。祖父譲りの早着き病である。祖父は予約した電車が出る一時間前には必ず駅にいるような人である。
  • そのまま時間まで待って、きょろが東方面から参上。和装に番傘というパッと見演劇部ないで立ち。だがそれ以上にヤバかったのは、やたらに膨れて溢れそうになっていた胸だった。「あ、性転換したんですよ、仕事場では女のほうが受けがよくて……みんなには内緒ですよ」――閉口。というかどう見てもノーブラです本当にありがとうございました。
  • 会うなり第一声が「まっきーってそんな顔だったっけ」などと抜かす。じゃあてめえの胸はどうなんだと。
  • 苦笑しててもしかたがないので白翁さんを探す。和装はなんだかんだ言って目立つ。オイラたちはすぐに合流できた。
  • 白翁さんは12歳の男の子だった。大学院には飛び級で入ったらしい。おそらくオイラが普通に生きてたら会うこともないだろう天才児童である。
  • 「あ、きょろでーす」ときょろ。白翁さんの手首を捕まえて両手で包む。歩くたびに人造の胸がぶるんぶるん揺れる。白翁さん、目のやり場に困っていた。天才とはいえそこは12歳の男の子なんだろう。でも残念なことに、そいつは元男なんだ。教えないまま少年の純真をもてあそんだきょろはかなりの悪人である。
  • 晩御飯などお店でいただく。きょろは胸が大きすぎてテーブルが見えないらしく、かなりてこずって食べていた。「いや、性転換すると男女両方の心がわかって、小説書きとしてはけっこう便利っすよ」勝手に教えてくれるが、そんなことは誰も訊いていない。
  • 白翁さんは白翁さんで、きょろの胸もとをずっと視姦していた。微笑ましくその様子を眺める。
  • 前日にきょろからもらっていた、「火目」の原案作品、「火はまたのぼる」の話になる。オイラ、いろいろ言う。詳しくは後述。白翁さんも頑張って意見を言う。
  • きょろは涙目になって、「そんなん、いっぺんに言わんといて」と京都弁っぽい口調で白翁さんに抗議。所詮はあとから覚えた京都弁、たいした効力はなのだが、なにも知らない白翁さんは赤面してすいませんすいませんと謝ってしまう。またしても純真を(以下略) 数年前まで茨城でだっぺだっぺ言ってた事実を誰か教えてやれよと思った。
  • きょろ邸に向かって移動。だんだん風情ある界隈が広がってくる。大きな柳の木にハァハァする。
  • 到着。きょろ邸は引き戸だった。外観はまあそこそこ年代物な感じ。
  • だが屋内はけっこう汚かった。虫飛びまくり、ハウスダスト舞い上がりまくりである。子どものころ、隣は雑木林という団地に住んでいたオイラにとって虫はたいした敵ではなかったが、ハウスダストはちょっとヤバかった。たぶん西鶴さんが入ったら体調不良になるだろうなと思う。「部屋だけは男のままなんですよねーアーッハッハ」きょろは自分で言った冗談にひとりでウケていた。オカマのひとり暮らしは寂しいらしい。
  • きょろは露出度の高い服にお着替え。白翁さん、家に入るなり「と、トイレ貸してください」と言う。……なにも言うまい。オイラ遠い目になる。
  • 杉井さんとかアラキさんの話をする。その場にいない人間の話をするのはかなりバツが悪い。きょろが、女になれたのでやっと堂々と杉井さんのストーカーができると嬉しそうに言う。そんなことは誰も訊いていない。
  • オイラ、豊日は最終巻で死ぬと勝手に断言。金を賭けてもいいと言って、暗に再会用のネタをほのめかしたつもりだったが誰も乗ってこなかった。みんなオイラとは二度と会いたくないらしい。
  • 白翁さん、豊日と伊月にくっついて欲しいと言う。でもきっと、そういう予定調和には杉井さんはいかないだろう。
  • 「神様マシーン2006」の話になる。きょろの文章力に対して積極的な否定派がいなかったので、「ラノベでは文章力は重視しなくていい」的な話の流れに。
  • キャラの話になる。なんでこのヒロインってこんなにかわいくないの? 集中砲火。
  • するときょろはなにを勘違いしたのか、「俺ってそんなに魅力ないのかよ」と男声でキレる。白翁さんを押し倒す。胸の重みで窒息死させる体勢に突入。
  • 白翁さん絶叫。すごい音量を前に押し倒したきょろがたじろいで飛び退いてしまう。
  • 「ぼ、ぼくはあんたみたいなキ●ガイ乳なんか大っ嫌いなんだ! ぼくは幼稚園ぐらいの子が好きな男の子を泣かしているシーンじゃないと興奮しないだ!」口からツバを飛ばして大演説。若い美空でなかなかの変態らしい。天才と変態は紙一重とはよく言ったものだ。
  • そのまま白翁さんの変態演説会になる。フェチズムを大事にしろよときょろに言う。正座して、けっこう真剣に聞いてるきょろ。
  • あんまりにもついていけない展開になってきたのでオイラは帰宅を宣言する。そのまま駅まで泣きながら走って帰った。

反省点

  • 自分は活舌がひどく悪いのだと自覚する。
  • 結局きょろに携帯のメアドを教えるのを忘れてしまった。白翁さん経由でちゃんと渡ったんだろうか。
  • きょろが「西鶴さんから電話が来るかもしれない」というので微妙に期待した。電話は来なかった。オカマの予感は当たらない。
  • どうしたら石野さんみたいな異次元オフレポが書けるんだろうとため息をつく。