興味があって、はてなの書影機能のことを調べだした。
 はてなの機能のことを知らなければ、書影、もとい表紙が個人のブログに作者に断りなく貼ってあるというのはまあ、著作権法違反に見えるわけです。実際、オイラも書影機能のことを知ったときは、「それ、(法律的に)いいの?」と思ったし。
 で、なぜはてながアマゾンの表紙画像を使えているのかというと、アマゾンのアソシエイトプログラムに参加しているから、というのが真相らしい。オイラもいまいち理解できてないので詳しい方がいたら教えていただけるとありがたいのですが……
 えー、まずアソシエイトプログラムというのはアフィリエイトのことです。で、各表紙画像をクリックすると、書籍の詳細情報ページに飛びますが、そこをよく見てみると「amazon.co.jpのカートに入れる」というボタンがある。これをクリックして書籍を買うと、はてな本体にいくらかの儲けが入る、ってことでいいんですね? で、はてな有料オプションを使うと、その儲けをユーザー個人に持っていくことができる、と。
 つまり、はてなはアマゾンの営業に一役買っているわけです。そういうボタンがあることによって、本来他のネット書店で買うかもしれなかったお客が、アマゾンを使って買ったということだってあるんだろうしね。つまりその営業の見返りとして、書影画像の利用を認めていると。
 そこまではわかったのですが……えー、ここからがもっと理解していないところでして、書影を使うのは個々人のユーザーなわけですが、はてなはそれら個々人の利用に際してすべての著作権的責任を負ってくれているんでしょうか? つまり、ある本の書影を使ったことで抗議が来たとき、その責任は貼ったユーザーにあるのか、書影機能を用意したはてなにあるのか、あるいはアマゾンにあるのか――いまいちはっきりわからないのです。
 はてながすべてのユーザーの書影使用に対して責任を持っている、というのならそれはそれでいいんですけど。無料ユーザーで書影貼ってる人は、かすかながらはてなの儲けに協力しているわけだしね。その儲けの御礼じゃないけど、書影使用の責任をすべて負う、ということはまあ理屈として通っている。
 まあアフィリエイトってのは、本の表紙を商品の看板ぐらいにしか思ってないシステムなのかもしれない。オイラみたいなのにとっては、看板以前に著作物って思えるんだけどね。例え下手なイラストであっても。