「げんしけん」7巻(木尾士目/講談社)

げんしけん(7) (アフタヌーンKC)

 書いたものを知人に見せたくない……うーん。わかる。さらけだした自分を見られるのがイヤというか。俺もネットという距離感があるからこそ、露出狂のように書いたものをアップしているけれど、リアル知人には小説を書いていることすら話したことはない。
 いつかも言いましたが、俺がこの世で最も恐れていることは「拒絶」ですので。受け入れてもらえないならば、いっそ言わないほうがいい。みたいな。いや完全に逃げですけどねこれは。受け入れてもらえるかすかな可能性を全力で放棄しているので。
 でもま、リアルで小説書きのこととか受け入れてもらわなくてもあんまり困らないか。みんなあんまり他人に関心というものを持ってない気がするし。
 ……実際は、小説書きに限らず、俺は自分自身のあらゆることを他人に明かしたくない/明かさず済ませているのですが。こっちはこれ、部分的になんとかしなきゃならんところもあるなぁと思っている。
 なんかまた、全然本と関係ない話になったな。まー荻上と笹原さっさとくっつけってことで。