2005-03-18 「村上かつら短編集」1巻・2巻(村上かつら/小学館) 漫画 成らないことはどうしたって成らない、っていう意識の線引きがどれにも強く出ているのは、どうなんでしょう。オイラなんかは、そうした数多のことをあきらめたなかで、たったひとつだけ、一念を通させるみたいな充足型の話をよく書いてきましたが。 なんでもできると思って育ってきたのが、なにものにも成れないと気づく過程までの話のほうが、青春ストーリーとしてはベターなのかもしれない。リアリズム、って観点においてね。