「人身御供論」(大塚英志/角川書店 isbn:4044191115)

 民話や神話などを通じて「通過儀礼」と「供儀死」の関係性を探り、その上で現代における「個人的成熟」を論じた評論集。オイラ個人としては、民話に脈々と存在している「通過儀礼」の形式が現代のフィクションにも受け継がれているという、その形の論が大変面白かったです。そのうち自作のプロットに使いますよ。