やっと読めました。
見た目は華やか、だけど舐めるとにがくて痛い、ピンク色のキャンディーのような漫画を世に出し続ける石田さんですが、これはその最たるものでしょう。人を知ろうと近づいていくとき。友だちから、さらに踏み込んでいこうとするとき。そんな、人と交わろうとする様々なときの、戸惑い・痛みがつまっています。
いろんなことを考えてる人がいるから、世界って面白いところもあるんですけど。現実、いざ自分が生きるとなるとそううまく考えられないというか、理解と感情はべつの箱に入っちゃってるというか。
傷つけあいながらでも、本当の自分の気持ちを見つけにいける作中の彼女たちはかなり幸せだと思います。