クロッシングマインド あらすじ

 亮介は、幼なじみの有希のことが好きだった。だが臆病なせいで、姿を見るたびいつも逃げてしまい、告白なんて夢のまた夢。
 そんな二人の体に、宇宙人に侵入する。亮介は宇宙人に協力したくなかったが、自分たちの身も危険にさらされていると知る。有希を護らねばいけないと、亮介は覚悟を決める。しかし体を乗っ取った彼らは、有希と密着して走ったり、腰を抱えたり、地球の常識では考えられない大胆で恥ずかしいことをした。それにときめきながらも亮介は、有希に嫌われると思い不安になる。が、有希は亮介のことを嫌がったりはしなかった。
 そのうち、亮介が臆病なせいで彼らの戦闘力が下がっていることが発覚する。亮介は悩み、ともかくやるしかないとさらに己を奮い立たせる。
 そんななか、宇宙人たちが仲違いを起こしてしまう。互いを想う気持ちが、空回りした結果だった。亮介は、強いはずの彼らが垣間見せた弱気に自分の弱さを重ねて見てしまい、不安に駆られる。その晩亮介は有希に不安を吐露。対して有希は、亮介は弱くないと励ます。しかし亮介はそれを素直に受け止められず、突き放してしまう。
 翌日。突如支援者が地球に着くのだが、それは罠だった。有希の体は拘束され、さらに亮介の体も二人分の精神に耐えきれなくなりオーバーヒートを起こす。負担を減らすため、宇宙人は勝手に亮介を主体に精神を統合してしまう。
 ひとりになったことで、不安がってちゃいけないと気づいた亮介。有希のピンチも力を貸し、敵を倒す。
 宇宙人たちは互いに対する信頼を取り戻し、さらに進んだ関係――恋仲になる。
 やがて本物の迎えが来て、彼らは去っていった。怖れていては何もできないと知った亮介は、有希に告白。二人はつき合うことになった。


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