吉田稔不合格に関連して
この14日、JRAの新規騎手免許試験合格者が発表された。
結果として、東海公営所属の吉田稔は3年連続で2次試験不合格となった。
1次試験を免除される特例が適応されるのは今年で最後となるため、今回が吉田の2次試験受験最後の年になる可能性が高い。
(もちろん、猛勉強して1次突破とか、再びJRA年間20勝をクリアして免除特例を復活→2次受験という可能性だってあるけれど)
3年前の不合格から様々な憶測、類推、議論が競馬ファンの間でなされたが、ついぞこれという決定的な結論をファンは得ることはできなかった。
ただ事実として、「JRAは吉田を合格させる気はまったくないらしい」ということがわかったのみ。
……そもそもそれなら、毎年不合格にするくらいなら、受験自体を拒否してあげるほうが誠実だし親切だと思うのだがね。JRAの役所体質というのがこういうところによく出ているというか(まあ農水省の天下り組織だしな)
特例最終年ということで、JRAはもしかしたら、吉田本人に今年は不合格理由を伝えているかもしれない。それを吉田が喋ってくれれば、オイラたちファンが長年知りたくてもわからなかった「不合格の原因」がわかるわけだが……現実には行われないだろう。
公正であらねばならない公営ギャンブルにおいて、こういう不透明なことがまかり通っていることは大変怖ろしいことであると思う。JRAは公営ギャンブルである以上、馬に限らない、もっと多くの部分を透明化しなければならない義務があるのではないか。