ごめんなさい、半端なものを出します。できれば読まないほうが時間を有効に使えるかと。

3「クロスポイント」

 少年と少女は幼稚園時代からの幼なじみ。少年のほうは特に恋愛感情とか意識したことはないけど、まあ会えばちゃんと話せるし、笑いあえもできる仲――だった。一月前までは。彼女のほうが少年を避けるようになったせいで、いまでは会話なんかままならない。仲直りしたい少年だが、原因がわからず、相手に訊いてみようにもやはり逃げられてしまう。
 そんなところへ、少年は後輩の女の子から告白される。相手の押しが強い上、告白されたことなんてないもんだからとにかく困惑。その様子を後輩は「OKするのを迷っている」と感じたらしく、「友だちからでもいいんです」と勝手に譲歩。結局少年は相手の申し出にのるだけになってしまい、ふたりは友だちとしてスタートすることになる。
 いろいろと機を見て接近してくる後輩。たじたじの少年。そんななか、幼なじみが向こうから話しかけてくれるようになる。仲直りしたかった少年は素直に嬉しい。少しずつ、幼なじみが話しかけてくる頻度は多くなり、しばしば後輩とかちあうことも。表面上にこやかだがすっごい冷ややかなものを感じる少年。
 そして文化祭。幼なじみはクラス劇の上演前になっても集合場所に現れず。探しに行こうとする少年だったが、後輩に引き止められる。実は後輩が幼なじみに嘘を教えたのだった。後輩は幼なじみは少年のことを昔からいっぱい知っているのに、自分がなにも知らないのが嫌だと言う。ある意味選択を迫る。でもやっぱり少年はそれには答えを出さず、ただ相手をはめるのはよくないと叱って、幼なじみを助けに行く。劇は無事に終わる。
 幼なじみには、後輩は勘違いしていたと教える。が、相手を庇っていることをあっさり見抜かれる。実は一月前に少年に近づかなくなったのは、後輩がなにか余計なこと(幼なじみと一緒にいると少年がアレコレ的なこと)を吹きこんだせいだった。それで少年に気を使って近づくのをやめていたのだが、後輩が少年と楽しそうにしているのを見てこらえきれなくなったのだという。しかし「焼きもち?」と訊くと全力で否定される。バレバレなのに。
 まあなんだかんだで幼なじみとの仲は元に戻り、後輩もやっぱり諦めずアタックしてくるのだった。

・男の子と幼なじみ。最近会話のない仲。男の子が後輩に告白される。友だちからと。
・幼なじみのほうから接近してくる。後輩と彼女が直に顔を合わせたりする。
・幼なじみがピンチになる。後輩の策謀だったのだが、男の子助けに行く。
・実は幼なじみが避けるようになったのは後輩の仕掛けのせいだった。ラブコメ時空は終わらない。


変化量:離れていた仲が修復されるまで。

 ごめん、枠組みしかできなかった。要所のアイデアをはじめすべてぐだぐだ。
 ダブル嫉妬ネタは非常に魅力があるんだけど。深く嫉妬を作ると結でどっちかを選ばなきゃならなくなって、それが逆につらくもある。その、女の子ふたりとも読者に嫌わさせたくないし、むしろ男が嫌われる勢いでいいというか。優柔不断で。
 能動的に邪魔をするというドロドロな嫉妬ではなくて、デートに誘ったら結果的に相手の嫉妬を誘ったりとか、なんかそういう受動的なほうがいいのかな。んー。
 ちなみにドロドロ嫉妬は個人的に好きです。女の見せる直接的な欲望――ウヒヒヒ。そうだよ、女の子だってエッチな気分になることがあるんだよ(煩悩開放)