えー、それはそうと、にしづるさんから大変重みのあるコメントをいただいたので、コメ欄ではなくこっちでレスします。

>エンターテインメントを目指すなら、まずは、「面白いもの」を書くべきなんじゃないかなと思っています。どれほど体裁が整っていても、面白くないものは面白くないんですよ。で、面白いものは、体裁が整えばさらに面白くなるんですよ。ほら、きょろちゃんの作品なんか、体裁がまるで整っていないのに、三回に一回くらいは面白いじゃないですか。
>とにかく一度、「面白い!」という感想がもらえるものを書いてみることをお勧めします。これまで、「うまい」という感想をもらったことは何度かあっても、「面白い」という感想はほとんどないんじゃないでしょうか。

 うまく抜粋しきれなかったので、後半そのまま引用します。読みにくくてすいません。
 で、その……かなり響きました。特にもらった感想の種類とか。身に覚えがありすぎて。
 そうです。確かにオイラは「面白いもの」より「うまいもの」を書こうとしている。それは事実です。というか、「うまく書け」さえすれば、自然と「面白く」なるという盲信さえあった。
 と、言うものの……「面白い」という概念を突きつけられたところで、ではそれは自分として具体的になにか、というものが出てこないんですよね。すんなりと。いや、ひとつだけ確実なのは有馬記念の総括で出してる「弱者のカタルシス」。これは面白いと思う。
 面白さって、なにも展開や筋、テーマだけに限らない。ミステリならトリックの面白さなんてのも求められるかもしれない。ラノベならもちろんキャラクタの面白さは外せないだろう。火目あたりを見ると、世界の面白さなんてものもあるのかな。オチのどんでん返しとかは、これは展開の範疇よね。
 もっとマクロな面白さだってあるのか。例えば蛙の卵の感触とか、風に揺れる稲の色合いの変化とか、傘に当たる雪のうるささとか。あーそうか、昔YみかくB室(半端にイニシャル化)で言われてた「面白さをこめろ」ってそういうことだったのか。


 ちょっといま脳みそがテンション高くなりすぎているので、落ち着いてからまたこの件については書きます。明日とか明後日とかか。カミングスーン。