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さしたるショックもなく、hp短編賞は1次も通らずに落ちた。まさに想定の範囲内というやつだ。というか落ちることに慣れすぎて、感覚が麻痺している。最悪。俺死ね。
オイラはよく、ラノベ書きとしてはキャラ力がないと自称している。
しかし今回は、もちろんキャラの力も相変わらずないんだけど、それよりも原因として浮かぶものがある。
それは、今回の話が、去年の大賞の強い影響下にあるもの、悪く言えばデッドコピーでしかなかったことだ。
春に書いた、去年の受賞作の分析などを見るとわかりますか。世界の崩壊とか、相手が大事にしているものの破壊あたりは完全にそのまま。
人物配置とか論理とかは、良くも悪くもまあいつもの巻島の味だと思う。しかし、こう大枠で被っているものを引っぱってきては、さすがにアレだろう。
自分のなかのラノベ度の薄さにコンプレックスを抱き、既存の枠にもっと乗っかろうということを意識していたあまり、このような近似的な話を書いてしまった。言葉もない。
ちょうど投稿作品の縮小再生産についてアレやコレ言っているものも見つけた。胸に痛い。オイラはただ結果のみを欲するあまり、既存の枠に乗ることしか考えていなかった。同じ系統のものを、出版社が欲するはずもないのに。
最近思っていることは、オイラはプロになるために小説を書いてるわけじゃないってことだ。そうじゃなくて、人に読んでもらうために書いているんだよな。結果だけに目の色を変えてもしょうがない。
正直いま、世に出るのに時間がかかっても構わないとさえ思い始めている。その間、べつに小説が書けないわけじゃないしさ。出た後で、若い頃に書いたものをあらためて世に出すことだってできる。
とりあえず来年春の電撃は回避する。
いままで何回電撃に出したか数えてないけど、数年やって1度も1次通らないんだから……いまの力ではどんなものを書いても受賞とかはないだろう。いまのオイラが、奇跡のような飛躍を望むなんて愚かな話だ。電撃というレーベルはそりゃあ好きだけど、起こりもしない奇跡や夢物語にいつまでも拘泥していてもしょうがない。ちゃんとした地力をつけないと。
MFに出して評価シートもらったほうが、同じ落ちるのでも少しは役に立つ、と思う。
まあ3月末ってスケジュールはきついけどさ。ファウストもあるし。……書くしかないか。
なんかいきなり前述の地力宣言と矛盾してる気がしないでもないけど(笑) ヤル気の示しかたを「投稿」しか知らないからか。
今回の話に関しては、実は内々にひろば系の人にもプロットを見てもらった恩があるので、ひろばにアップすることにした。というかいましてきた。
もしかしたら参考にしたい人がいるかもしれないので、かつてここに貼ったプロットへのリンクも貼っておく。
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