NHKのクローズアップ現代で、若手作家特集

 モノグラフ情報でキャッチして、見ました。本来(3日の放送)であれば見れなかったものなんだけど、堤義明逮捕祭りの影響で順延。この1点についてだけは、堤サマサマなのか?


 で、うん。
 なんというかこれって、日本社会に根深い「スターシステム」の顕著な事例なのではないかと。まあメール世代とか、ポストバブル特有の心象とか、そういうジェネレーション・ムーブメント的な側面がないとは言いませんけど。
 「スターシステム」という言葉をわざわざ使ったのは、今後、新人賞などの選考過程で、単純に「歳が若い」ということをステータスとして評価してしまわないかという危惧があるからです。いや、そういう懸念は綿矢金原の芥川のときから言われてましたけど。ああそうか、むしろそこに追随するかたちで若いのを各社が取り出して、ブーム化して、その結果としてNHKで取り上げられるまでになったってことでもあるのか。じゃあもう手遅れじゃん(笑)


 いまをピークに、これで収まればいいけどね。単純な若さを評価する風潮。
 だって俺、もう若くないし。俺が若くないということは、若いやつにただそれだけで負けるということになるから。
 そんなことを、24に突入するまで残り1週間という今日の日に思ってみたりする。


 ……若いってすばらしいって言うけど。オイラ、若いころなんにもいい目見なかったよ?