「草の冠 星の冠」2巻(テクノサマタ/幻冬舎)
擬人化させた植物の精と人間の交流を描いた話。
BLレーベルからの出版ですし、作者本人も「ホモロマンス」と自称していますが……あんまり、ホモとかそういう感じはしない。というか、植物の精というモチーフを出す時点で、BLというよりファンタジーになっちゃうんですよね。
読んでて気づいたのですが、どうもオイラは「抱きフェチ」らしい。ぎゅっと抱きすくめるのが好き。人のを見るのも、自分がするのも。
オイラがエロ漫画において和姦好きなのは、深層心理に「抱きフェチ」があったからなんですね。なるほど。抱き合うってのは、お互いが気を許しあわないとできないことだから。強姦ネタだと、そういうことはできない。なるほどなるほど。
この話にも「抱き」がけっこう出てきて、それがまたオイラにとって面白いんですが……でも、べつに植物の精をユニセックスな男の子にする必然はないかも。そこらへんは、BL描きたいという作者の趣味とか欲求の都合でしょうか。あとは発表できる媒体の問題とか。
巻末の漫画製作過程は面白かったです。いまはPCのカラー原稿でも、こんな塗りかたができるんですね。いやぁー、もう手塗りと区別つかねぇわ。