もうひとつ。
 ラノベ読みとして微妙に混乱に拍車がかかる事件がありました。
 まああんまり他言するのもいいものかわからないので言いませんが。どうせ身内はなんのことだかわかってるはずだし。
ライトノベルにおける面白さ」っていったいなんだろうという、根源的な疑問を当然持ったりしました。
 さらにそこから、「編集者の考える面白さ」と、市場で評価される「売りものとしての面白さ」に差がでるのはどういうメカニズムなんだろうとか考えました。いやもちろんこれは、編集者も人間なので、失敗することもあるという理屈にきっと落ち着くんでしょうけど。イチローだって三振するんだし。
 で、なんだ。ワナビは編集者のほうを向いて書けばいいのか、一般読者のほうを向いて書けばいいのか、そんな疑問まで頭に湧きました。いやもちろんこれも読者のほうなんだけど。読者の手に届かせるには受賞せねばならず、その受賞を決めるのは編集者なので、だったら編集者のほうを向いたほうが邪道かもしれないけど早いんじゃないかとか。
 ダメですね。南港の地面の底に埋まってるゴミみたいな文しか出ない。ゲロ以下の臭いがプンプンします。
 とりあえず、オイラも含め、オイラの身内たちはライトノベル鑑識眼が実はおかしかったんじゃないかという問いは、どこか心に置いておいても損はない気がしてきた。
 というかライトノベルとはっきりジャンル的に差別化していま書いたけど、そもそもオイラたちはラノベ以前に小説としてどうかという評価をまずしていたんじゃないだろうか。
 ……じゃあそもそも小説を見る目がおかしいとか? プロも2人いたなかで、揃いも揃って? みんな(オイラ以外)数々の小説を読んできた読書猛者なのに?
 ダメだね。3日便秘しててようやく出た臭いクソみたいな文しか出ねえ。ハエも気絶する勢いで臭うぜ。


 こういうグダグダな話を一発で解決する方法、実はあるんですがね。――問題の編集者氏から一度話を訊くという。誰か訊いてきてくれませんか(無理)