最近悲観中。小説のことは完全に考えられなくなった。意識にストップがかかってしまう。
 時間効率的な話でいくと、うだうだしてる時間を小説に使ったほうがいいのだけれども。理屈は理屈、こいつは冷血で、感情の事情までは汲み取れない。
 第一、そんな酷い状態で考えを進めたものが、エンタメとしていい出来になるという自信がまだない。
 絶望したり自死を求めたり世界の破滅を期待するのは、人間にとって一番楽な(逃避という名の)安息手段なんだろうけど。それは本来まあ、いつでもできるもので――もう打つ手がないってときにもできるもので。だから位置としては、最後の手ってやつなんだろうけれど。
 どうしてもオイラはその楽な手を求めてしまう。苦しさがいやで。
 開き直るにも、力がいるんだなって、この年になってようやく知った。
 世界のどん底で、周回遅れの人生を喘ぎながら進んでいる。