蟲師 第9話

 いわゆる一対多の話。多くを救うには少数の犠牲はやむをえないのか、それとも違うのか、というダブルバインド
 男の死にかたというか覚悟というか、ねえ。なんというか、とてつもなく人間くさくてたまらない。多くの幸せのためにすべての罪をかぶっているせつなさ。ぶっちゃけ奥さんが白米茶碗差し出したところで泣いたよ俺。あとサネの号泣シーンでも貰い泣き。
 しかし稲穂はいいねぇ。弾ける黄金色の原が、風のざわめくままに揺れている。ああノスタルジア