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なぜかまだニュースソースとして報道されていないのですが、元タイガースの選手、池田純一氏が亡くなられたらしい。デイリーの江夏豊氏のコラムで言及があったとか、こういうのに書いてあるだけしか、いま現在情報がないのだけれど。
池田純一という男については、「世紀の落球」で検索してもらえればわかると思う。オイラは感情がともなってしまうので、「世紀の落球」をうまく説明する自信がない。もうしわけない。
ようは、たった一度の失敗ですべてを狂わされた男なんですけど。
でも一応言っておくと、池田さんのエラーだけで優勝を逃したわけじゃない。ただ、あまりに象徴的すぎた出来事だったから、のちのちまで言われる/責任を被されることになってしまっただけのこと。
オイラが池田さんのこと、「世紀の落球」のことを知ったのは、人生で一番落ちこんでいたときに、池田さんの引退後の人生を扱ったドキュメンタリーを見たときでした。上のリンクにも載ってる、4年前に関テレでやってたやつなんですけど。
失敗は失敗として受け止め、生活から野球をほとんど排除して。それでもなお――たとえ別の世界に移っても――前進して生きていかなければならないのだというメッセージを、あの番組からオイラは感じました。それによって、なんとか落ちこみからリカバリーできたんですけど。
もちろんそのメッセージというのは池田さんの意図するところではなかったかもしれないし、番組を作ったスタッフの意図するところでもなかったかもしれない。だから、もしかしたらオイラが勝手に感動してリカバリーのきっかけになっただけかもしれない。
でも、たとえ誰の意図とも重なっていなくても、オイラがそう感じたことは事実なのだから。勝手に感動していただけでも、それはそれで構わないと思う。
ともかく合掌。