ハチミツとクローバー 第4話

 相変わらず小ネタも山盛りで、ほわほわ面白い。
 パトラッシュとか、恋のかおり。山田から身を隠す真山。美脚の失恋番長。
 竹本提唱の「十二月病」は激しく同意ですね。クリスマスが来るといつもせつなくなる。なぜ俺は、いつももっと勇気を出して人と喋れないのかとか。なぜ人の前に立つとなにも話題が思い浮かばなくなるのかとか。自問ばかりが、空を舞う雪よりも強く、心に降って。


 今回のポイントは「無意識なレッテル貼り」でしょう。はぐの天才性に対して浴びせられる勝手な物言い。俺自身も、すごすぎる人を前にすると「どうせこの人は〜だから〜」なんて、それこそ負け惜しみみたいな勢いで言ってきた覚えがあるので。こういう話は胸にずしっと重い。人は主観で生きる生き物だから、そうやってある程度の「決めつけ」「判断」はしていかなくちゃいけないんだけど。無意識のうちに行っているそれで、誰かが傷ついているかもしれないとなると……判断していくことが、怖くなる。


 ところでスタッフロールみてたら、はぐに勝手なことを喋ってた三人娘って、中の人フジの女子アナだったんですね。どうりで不自然(以下略)